【OCLP + Ventura】不具合情報とその対策【不具合まとめ】

記事の最終更新日: 2022/11/25

みなさんこんにちは、たいくんです。
この記事では、OpenCore Legacy Patcher(OCLP)を使って古いMacにmacOS Venturaをインストールした場合に起こる不具合情報とその対策方法をまとめています。
Ventura自体の不具合(ネイティブサポートのMacでも発生するもの)はここでは紹介していないのでご注意ください。

OCLPを使ったmacOS Venturaのインストール方法は以下をご覧ください。

この記事に書かれていない不具合を見つけた場合は、この記事のコメント欄や、お問い合わせページに記載されている連絡先に連絡してお知らせください。すでに記載されている不具合でも、質問でも構いません。また、不具合が一切確認できず、完璧に動作するという情報をお持ちの方も報告して頂けると助かります。
なお、不具合情報を報告する時には、ページの下の方にある不具合報告テンプレートをご利用ください。また、メールやTwitterのDMの場合は不具合の画像を添付してくださると助かります(この記事で使用させていただく場合があります)。

OCLPの公式トラブルシューティングページ(1234。それぞれ英語)には主要な不具合の回避策が書かれているので、先に読むことをおすすめします。英語が分からなくても、DeepLなどの高精度機械翻訳システムを使えば簡単に理解できるはずです。
この記事では、私が確認した不具合や、情報提供していただき、私が検証した不具合などを記載しています。



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重大な不具合についての最新情報

Mac Pro (Early 2008〜Mid 2012)でVenturaを起動できない可能性がある

OCLP 0.5.2時点では該当するMac Proにおいて、GPUドライバーに関する不具合があり、一部のGPU*を搭載しているMac Proではインストール時、または起動時に、黒い画面が表示されたまま進まなくなってしまう可能性があります。そのため、該当のMac Proをお持ちの方は対応するまではVenturaをインストールしないようにするか、注意してインストールしてください。

* AMD GCN世代(HD 7000シリーズなど)、Polaris世代(RX 400 / 500シリーズ)で確認されています。
NVIDIA GeForce GTX 770を搭載しているMac Proではインストールに成功している(12。それぞれ英語)ようです。その他のGPUでの動作情報は不明です。

Metal非対応GPUではグラフィックアクセラレーションが利用できない

OCLP 0.5.2時点では、Metal非対応GPU搭載のMacではグラフィックアクセラレーションを利用することができません。
つまり、動画再生やゲームなどのGPUを使う処理はほとんどできなくなります。また、Dockやウィンドウなどの透明効果処理にもGPUアクセラレーションを必要とするため、これらの機能をオンにしても利用することができません。
そのため、該当のMacをお持ちの方は対応するまではVenturaにアップデートしないでおくか、(GPUを交換できるMacの場合は)Metal対応GPUに交換してからVenturaにアップグレードするのが良いでしょう。



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【回避済】一部のMacでルートパッチが適用できない

AMD GCN1〜3世代のGPU(Radeon HD 7000シリーズ〜Radeon R9シリーズ)を搭載するMacでは、グラフィックアクセラレーションを有効化するためにルートパッチが必要ですが、この世代のGPUを搭載したMacにルートパッチを適用する際、KDK(Kernel Debug Kit)のインストールが追加で必要*です。
OCLPには該当するMacにKDKを自動でインストールする機能が付いており、ユーザーが自身でインストールする必要はなかったのですが、AppleがOCLPによるKDKのダウンロード**を拒否するようにサーバーの設定を変更したようで、ルートパッチを適用しようとするとKDKがダウンロードできないというエラーが表示されるようになり、ルートパッチを適用することができなくなりました。
ルートパッチが適用できない原因はOCLPがKDKをダウンロードすることができないだけであるため、迂回策として、ユーザーが自身でKDKをダウンロード・インストールすることで、ルートパッチができるようになります。

こちらのリンクからAppleのサイトにアクセスし、Apple Developerアカウントでログインします。無料版のApple IDでログイン可能です。

ログインしたら、インストールされているVenturaのビルド番号(システム設定の「情報」内の「バージョン13.X」をクリックすると表示されます)と同じKDKをダウンロードし、インストールしてください。

インストールが完了したら、もう一度ルートパッチを適用すると、問題なく適用することができるようになります。

まもなくリリースされる予定のOCLP 0.5.2では、バックアップリポジトリからKDKをダウンロードするように変更されたため、OCLP 0.5.2がリリースされるまでは手動でKDKをインストールする必要があります。

2022/11/23 追記:
OCLP 0.5.2がリリースされました。
問題解決には至っていないものの、問題を回避するように変更されたため、基本的にはこの問題を気にする必要なくなりました。

詳細はこちら(英語)をご覧ください。

* これらの世代のGPUを搭載していないMacでは必要ありません。

** Apple IDでログインしていない状態でのダウンロードを制限したため、結果としてOCLPからダウンロードできなくなりました。

【解決済】Mac Pro (Late 2013)でVenturaを起動できない可能性がある

OCLP 0.5.0時点ではMac Pro (Late 2013)において、Venturaを実行できない可能性があります。そのため、該当のMac Proをお持ちの方はVenturaをインストールしないようにしてください。

問題の詳細はこちら(英語)をご覧ください。

OCLPの開発者はMac Pro (Late 2013)を持っておらず、デバッグ及び開発作業が困難となっているようで、このMac Pro(できれば2つのdGPUが正常に動作するもの)の寄付を必要としています。
興味がある方は、ぜひ上記リンクをご覧ください。


2022/10/27 追記:
心優しい方にMac Proを寄付していただけたようで、順調に開発が進んでいるそうです。
OCLP 0.5.1から対応予定だそうなので、該当するMac Proをお持ちの方は0.5.1がリリースされるまでお待ちください。

2022/10/28 追記:
OCLP 0.5.1がリリースされました。
該当するMac Proをお持ちの方はVenturaにアップグレードすることができるようになりました。



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不具合と対策一覧の見方

ここには不具合の簡単な説明が入ります(新しく発見した順)



[不具合の画像]



不具合が確認されている機種
  • Macのモデル名
    CPU: CPUの種類・速度
    GPU: GPUの種類・メモリ容量
    メモリ: メモリの容量・速度
    ストレージ: ストレージの種類・容量

    OS: インストールされているmacOSのバージョン
    OCLP: インストールに使用したOCLPのバージョン

不具合の詳細
ここには不具合の詳細が書かれています。

対策・解決方法
ここには不具合の対策・解決方法が書かれています。対策方法や解決方法がない場合もあるのでご注意ください。

不具合と対策一覧

AirPlayレシーバーが使えない

不具合が確認されている機種
  • MacBook Pro (15-inch, Mid 2012)
    CPU: Intel Core i7 2.3GHz
    GPU: NVIDIA GeForce GT 650M 512MB + Intel HD Graphics 4000 1GB
    メモリ: 8GB 1600MHz DDR3
    ストレージ: 240GB SATA SSD

    OS: 13.0, 13.0.1
    OCLP: OCLP 0.5.0, 0.5.1, 0.5.2
他の機種でも発生する可能性があります。

不具合の詳細
システム設定に、AirPlayレシーバーとして使用するオプションが表示されません。そのため、MacをAirPlay先に指定することができません。

対策・解決方法
今のところ修正方法はありません。今後のアップデートに期待しましょう。



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写真AppやQuickTime Player Appで動画を再生するとフリーズする

不具合が確認されている機種
  • MacBook Pro (??-inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)
    CPU: 不明
    GPU: 不明
    メモリ: 不明
    ストレージ: 不明

    OS: 13.0.1
    OCLP: 0.5.1
他の機種でも発生する可能性があります。

不具合の詳細
写真AppまたはQuickTime Player Appなどで動画を再生しようとすると、アプリケーションがフリーズし、動画が再生できません。

対策・解決方法
Venturaの上書きインストールやクリーンインストールなどで解決する可能性がありますが、検証できていません。
今のところ修正方法はありません。今後のアップデートに期待しましょう。

Chromium系ブラウザの起動が極端に遅い

不具合が確認されている機種
  • MacBook Pro (??-inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)
    CPU: 不明
    GPU: 不明
    メモリ: 不明
    ストレージ: 不明

    OS: 13.0.1
    OCLP: 0.5.1
  • MacBook (Retina, 12-inch, Early 2016)
    CPU: Intel Core m5 1.2GHz
    GPU: Intel HD Graphics 515 1.5GB
    メモリ: 8GB 1867MHz LPDDR3
    ストレージ: 500GB NVMe SSD(内蔵)

    OCLP: 0.5.1
    OS: 13.0.1
  • Skylake世代(Intel Core 第6世代)CPUを搭載するすべてのMac
他の機種でも発生する可能性があります。

不具合の詳細
Google ChromeなどのChromium系ブラウザを起動すると、ウィンドウ左上の閉じるボタンなどのみの、白(または黒)のウィンドウが表示され、数十秒から数分間フリーズします。その後、ブラウザのスタートページが表示されます。

対策・解決方法
今のところ修正方法はありません。今後のアップデートに期待しましょう。

インストーラーの画面が異様に小さい

不具合が確認されている機種
  • MacBook (Retina, 12-inch, Early 2016)
    CPU: Intel Core m5 1.2GHz
    GPU: Intel HD Graphics 515 1.5GB
    メモリ: 8GB 1867MHz LPDDR3
    ストレージ: 500GB NVMe SSD(内蔵)

    OCLP: 0.5.1
    OS: 13.0.1
  • おそらくRetinaディスプレイを搭載したすべてのMac

不具合の詳細
インストーラーから起動した画面やmacOS復旧、パッチをインストールする前のOS画面にて、UIのサイズが極端に小さくなり、文字などが読みにくくなってしまいます。
これは、OSがRetinaディスプレイの解像度でスケーリング表示することができず、ドットバイドットで表示してしまうためです。

対策・解決方法
今のところ修正する方法はありません。今後のアップデートに期待しましょう。
OSインストール後にパッチを適用すればこの問題は解決するので、インストールやリカバリ中は我慢するしかありません。



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キーボード・マウスなどが使えない

不具合が確認されている機種
  • MacBook (13-inch, Mid 2010)またはそれ以前
  • MacBook Air (11-inch / 13-inch, Late 2010)またはそれ以前
  • MacBook Pro (13-inch, Mid 2010)またはそれ以前(MacBook Pro (15-inch / 17-inch, Mid 2010)を除く)
  • iMac (21.5-inch / 27-inch, Late 2009)またはそれ以前(iMac (27-inch, Late 2009)のCore i5 / i7モデルを除く)
  • Mac mini (Late 2009)またはそれ以前
  • Mac Pro (Mid 2012)またはそれ以前

不具合の詳細
該当するMacにおいて、USB 1.1のサポートがなくなったことにより、以下の機能が利用できません。
  • 内蔵キーボード・トラックパッド
  • IR(赤外線)レシーバー
  • Bluetooth

詳細はこちら(英語)をご覧ください。

対策・解決方法
キーボードやマウスなどは有線接続のものを使用してください。
内蔵のUSBポートに直接接続しても認識しない場合は、USB 2.0以上のハブを間に挟むか、(Mac ProやXserveに)USB 2.0以上のUSB拡張ボードを追加してご利用ください。
その他の機能については修正する方法はありません。今後のアップデートに期待しましょう。

【解決の可能性】起動後しばらくするとカーネルパニックが起きる

不具合が確認されている機種
  • MacBook Pro (15-inch, Mid 2012)
    CPU: Intel Core i7 2.3GHz
    GPU: NVIDIA GeForce GT 650M 512MB + Intel HD Graphics 4000 1GB
    メモリ: 8GB 1600MHz DDR3
    ストレージ: 240GB SATA SSD

    OS: 13.0, 13.0.1
    OCLP: OCLP 0.5.0, 0.5.1
他の機種でも発生する可能性があります。

不具合の詳細
起動してから数時間放置していると、スリープしたままの状態ですべての操作を受け付けなくなります。その後、電源ボタンを長押しして強制再起動をすると、カーネルパニックの画面が表示されます。
OSが起動すると、カーネルパニックが起きたことを知らせる「macOSの問題レポート」ウィンドウが表示されます。
この不具合は、macOSのOTAアップデートを行った場合に発生します。

対策・解決方法
macOSをアップデートする際は、OTAアップデートではなくUSBインストーラーを作成して、上書きインストールでのアップデートを行うことでこの不具合を回避することができます。
この不具合は、macOSをクリーンインストールするか、同じまたは新しいバージョンのインストーラーを作成し、上書きインストールを行うことで解決できます。

2022/11/23 追記:
本日リリースされたOCLP 0.5.2において、この不具合が軽減されるように変更が加えられました。それにより、この問題が解決した可能性があります。

【回避可能】連携カメラの動作が不安定

不具合が確認されている機種
  • 不明(おそらくすべてのMac)

不具合の詳細
連携カメラが正常に動作する場合と、カメラが表示されず、音声のみ動作する場合など、動作が不安定です。

対策・解決方法
今のところ修正する方法はありません。今後のアップデートに期待しましょう。

Camo」というアプリケーションを利用することで、連携カメラと似たようなことができるようになります。
連携カメラが正常に動作するまではこのようなアプリケーションを使うことをおすすめします。



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【回避可能】Microsoft Wordで選択したテキストが読めない

不具合が確認されている機種
  • Metal非対応のGPUを搭載した全てのMac

不具合の詳細
最新バージョンのMicrosoft Word(おそらくOfficeソフトすべて)で、文書内のテキストを選択すると、選択した部分の背景がグレーになり、文字が読めません(見えません)。

対策・解決方法
今のところ修正する方法はありません。
一部のiMacやMac Proなどの場合はMetal対応GPUに換装することで修正できる可能性があります。

なお、旧バージョン(16.49またはそれ以前)のMicrosoft Wordではこの問題が発生しないようなので、この問題が修正されるまでは旧バージョンを使う必要があります。
旧バージョンは、こちらのリンクからバージョンを選び、ダウンロードしてください。

【解決・回避可能】日本語が入力できない

不具合が確認されている機種
  • Intel Core 第1世代、またはそれ以前のCPUを搭載したすべてのMac(2010年またはそれ以前に発売されたすべてのMacと、Mac Pro (Mid 2012)が対象)

不具合の詳細
該当するMacでは、macOS内蔵の日本語入力プログラム「JapaneseIM.app」がクラッシュしてしまい、日本語が一切入力できません。また、それに加えて(「ABC」ではなく「英字」モードでの)英字入力時にもたつきが発生します。

対策・解決方法
少し前の情報ではあるものの、原因と解決方法は以下の記事で紹介しているのでそちらをご覧ください。

また、サードパーティ製の日本語入力プログラム(「Google日本語入力」など)をインストールすることでも日本語入力することができます。

【解決可能】Zoomの一部機能が動作しない

不具合が確認されている機種
  • Metal非対応のGPUを搭載した全てのMac

不具合の詳細
ビデオ会議ソフト「Zoom」の一部機能が使えません(例:こちら側に映像が表示されないが、相手は見えている、など)。
インカメラや相手の映像が真っ暗で見えないなど、使用に支障をきたす状態となっています。

対策・解決方法
こちらのリンクより修正するためのパッチをダウンロードし、実行することで修正できます。



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安定して動作することを確認したMac

使用していて、特に不具合が感じられず、問題なく動作することを確認できたMacがここに記載されます。

Venturaをインストールされた方で、「安定動作するよ!」という方は、コメント欄などで情報をいただけると幸いです(できれば、詳しいMacのモデルを教えてください)。

検証中

現在、Venturaが安定して動作するかを検証しています。
検証が終わったら、こちらに安定して動作することが確認できたMacのモデルを記載する予定です。

MacBook Pro (15-inch, Mid 2012)

CPU: Intel Core i7 2.3GHz
GPU: NVIDIA GeForce GT 650M 512MB + Intel HD Graphics 4000 1GB
メモリ: 8GB 1600MHz DDR3
ストレージ: 240GB SATA SSD

OCLP: 0.5.1, 0.5.2
OS: 13.0, 13.0.1

AirPlayレシーバー機能を除き、すべて問題なく動作しているようです。

MacBook (Retina, 12-inch, Early 2016)

CPU: Intel Core m5 1.2GHz
GPU: Intel HD Graphics 515 1.5GB
メモリ: 8GB 1867MHz LPDDR3
ストレージ: 500GB NVMe SSD(内蔵)

OCLP: 0.5.1
OS: 13.0.1



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不具合報告テンプレート

コメント欄や、メールなどに不具合情報を報告する場合は、こちらのテンプレートをコピーし、以下の「例」を参考に、該当する項目を埋めてください。

件名(メールの場合)
OCLPの不具合に関して

・発生している不具合
[ここに発生している不具合をできるだけ具体的に説明してください。不具合を再現するための手順があればそれも書いてください。]

・不具合が確認されたバージョン
[macOSのバージョンをここに書いてください。複数のバージョンで確認した場合はそれも書いてください。]

・不具合が確認されたOCLPのバージョン
[OCLPのバージョンをここに書いてください。複数のバージョンで確認した場合はそれも書いてください。]

・不具合が発生しているMac
[Macの機種(画面のインチ数も)とスペックをここに書いてください。複数のMacで確認した場合はそれも書いてください。]

・備考
[上記以外で説明したいものがあればここに書いてください。なくても構いません。]

・発生している不具合
連携カメラが正常に動作する時と、動作しない時があります。

・不具合が確認されたバージョン
macOS 13.0

・不具合が確認されたOCLPのバージョン
OCLP 0.5.0, 0.5.1

・不具合が発生しているMac
MacBook Pro (15-inch, Mid 2012)
CPU: Intel Core i7 2.3GHz
GPU: NVIDIA GeForce GT 650M 512MB + Intel HD Graphics 4000 1GB
メモリ: 8GB
ストレージ: 240GB SATA SSD

・備考
使用しているiPhoneは、iPhone SE 3です。


情報提供よろしくお願いします。


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