みなさんこんにちは、たいくんです。
macOSをアップグレードした時や、再インストールしたい時、OSが起動しなくなった時などに備えて、起動可能なUSBインストーラーを作っておくと安心ですが、バージョンによって作り方が異なるため、わかりにくいですよね。
この記事では、バージョン別の作り方を詳しく、そしてわかりやすく解説します。
この記事をブックマークに保存しておくと便利なのでおすすめです。
※新バージョンが公開されたら追記します。
Macは起動していて、USBメディアを接続した状態で作業してください。カッコ内は旧ディスクユーティリティの操作方法や名前を表しています。
OS X Mavericks以降のインストールアプリケーションはアプリケーションフォルダの中に入れておいてください。
また、USBメディアは「GUIDパーティションマップ」、「Mac OS拡張(ジャーナリング)」でフォーマットしておいてください。
* macOS Sonoma以降のインストーラーを作成する場合、16GBでは足りないことがあります。
そのため、新しいバージョンのインストーラーを作成するのであれば32GB以上のものを用意するのがおすすめです。
これよりも古いバージョンは、こちらのAppleの記事からダウンロードできます。
最新バージョンのインストーラーのリンクや、インストーラーのダウンロードに関する詳しい情報は、以下の記事をご覧ください。
2番から直接9番に行っても良いのですが、一度デジタルデータ化しておけば、ディスクが壊れてしまった時でも再び使うことができます。また、この作業を挟むことで、エラーが発生しにくくなります。
6番の拡張子変更は行わなくても問題ありませんが、ISOファイルの方が扱いやすいため、変更しています。
sudo /Applications/Install\ OS\ X\ Mavericks.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/外部メディアの名前 --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ Mavericks.app
sudo /Applications/Install\ OS\ X\ Yosemite.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/外部メディアの名前 --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ Yosemite.app
sudo /Applications/Install\ OS\ X\ El\ Capitan.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/外部メディアの名前 --applicationpath /Applications/Install\ OS\ X\ El\ Capitan.app
sudo /Applications/Install\ macOS\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/外部メディアの名前 --applicationpath /Applications/Install\ macOS\ Sierra.app
sudo /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/外部メディアの名前
sudo /Applications/Install\ macOS\ Mojave.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/外部メディアの名前
sudo /Applications/Install\ macOS\ Catalina.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/外部メディアの名前
sudo /Applications/Install\ macOS\ Big\ Sur.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/外部メディアの名前
sudo /Applications/Install\ macOS\ Monterey.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/外部メディアの名前
sudo /Applications/Install\ macOS\ Ventura.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/外部メディアの名前
sudo /Applications/Install\ macOS\ Sonoma.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/外部メディアの名前
sudo /Applications/Install\ macOS\ Sequoia.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/外部メディアの名前
「外部メディアの名前」を、使用しているメディア名に変更してください。
メディア名が「USB Memory 123」のように、スペースが入っている場合「/Volumes/USB\ Memory\ 123」というように、スペースの前に半角バックスラッシュを入れるか、「“/Volumes/USB Memory 123″」というように、ファイルパスをダブルクオーテーションで囲います。
バックスラッシュを入れる場合、「バックスラッシュ」と入力して変換するか、入力ソース設定から「”¥”キーで入力する文字:」を「¥(円記号)」から「\(バックスラッシュ)」に変更して入力してください。円記号ではコマンドを実行できません。
ダブルクオーテーションで囲う場合は、スマート引用符機能による記号の自動訂正に注意してください。
macOS Ventura以降のインストーラーを作成するにはOS X El Capitan以降、macOS Sonoma以降のインストーラーを作成するにはmacOS High Sierra以降がインストールされている必要があります。
インストールメディアを作成しておけば、OSを再インストールしたり、複数のMacをアップグレードしたりするときにダウンロードする手間を省くことができるため、非常に便利です。
Macの調子が突然悪くなってしまったときにリカバリーすることもできるため、いざという時にすぐ復旧できるよう、作成しておくことをおすすめします。
みなさんもぜひ、この機会に作ってみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!それではまた!
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