みなさんこんにちは、たいくんです。
日本で初めて発売されたiPhone 3Gとその次のモデル、iPhone 3GSです。
中古やジャンク品の古いiPhoneを探す時、世代がわからないことがあると思いますが、今回は、iPhoneコレクターであるこの私が、歴代iPhoneを簡単に見分ける方法を紹介します。
iPhoneのモデル数は2022年現在、38モデル* 存在します。
広告
iPhoneのモデル数
その数なんと、38モデル!
かなりの数があり、中にはものすごく似ているものも存在するため、なかなか見分けがつきにくいのですが、この記事では似ている機種の外見(主に背面)を比較し、どのような違いがあるのかを紹介します。また、今回は白いiPhoneで違いを紹介していますが、どの色のものでも見分け方は同じです。
なお、以下の画像で紹介する「モデル番号」とは、モデル識別番号のことです。
*
GSMモデルやCDMAモデル、中国向けのものなどに関しては含まれていません。この記事では日本向けモデルで説明します。
見分け方
iPhone
これは、日本未発売の初代iPhoneです。他のiPhoneと比べて、見た目がそっくりなものは存在しないため、比較せずとも見分けがつきます。
呼び方としては、「初代iPhone」や「iPhone
1」、2G通信に対応していることから「iPhone 2G」、「iPhone
Original」などがあります。オークションサイトなどで調べる時には、これらのキーワードを入れると見つけやすいかと思います。
iPhone 3G / 3GS
見分け方は、背面の「iPhone」という文字や、「XXGB」という容量表示の仕上げで見分けがつきます。文字がグレーの印刷なら3G、鏡のように反射するものは3GSです。
iPhoneとして初めて3G通信に対応したことからこの名前がつけられました。iPhone 3GSのSは、「Speed(速度)のS」です。SoCの処理速度や、3Gの通信速度が向上したため、このような名前になりました。
この2つのモデルはよく似ていて、ぱっと見、見分けがつきません。見分け方は、本体側面のアンテナの位置と数が違います。
先ほど紹介したiPhone
12シリーズと13シリーズの、Proモデルにおけるそれぞれの違いは、(非常にわかりにくいですが)フラッシュの向きが違います。縦に並んでいるものは12シリーズ、横に並んでいるものは13シリーズです。
呼び方は、iPhone 4には「iPhone
4G」という呼び方があります。これは、4G通信に対応したからではなく、「4
Generation(第4世代)」の略です。そのため、今となっては全く聞かなくなりましたが(記憶違いかもしれませんが)過去には4sのことを「iPhone
5G」と呼ばれていた時期があった気がします。
iPhone 4sのSは、「SiriのS」です。iPhone
4sからSiriが搭載され、今のiPhoneでも引き続き搭載されています。当時はあまり便利には使えませんでしたが、現在では家電を操作したりiPhoneのAIとして活用されたりなど、ずいぶん便利になったものです。そして、今後もさらに進化していくことでしょう。
広告
iPhone 5 / 5s / SE
今までのiPhoneより縦に伸び、初めてLightning端子が搭載されたiPhone 5とその次のモデル、iPhone 5s、そして2016年に発売された最初のiPhone SEです。
これらのiPhoneもよく似ているものの、簡単に見分けることができます。背面のフラッシュの形や、「SE」の文字があるかどうかで見分けることができます。また、ホームボタンがTouch IDに対応しているものは5s / SE、そうでないものは5だという感じで見分けることもできます。
呼び方はiPhone SEのみ「iPhone SE(第1世代)」や「iPhone SE
初代」などがあります。
iPhone 5sのSは、「Secure /
Security(セキュリティ)のS」ではないかと言われています。Touch
IDを搭載し、セキュリティレベルが高まったことでこのような名前になったのではないでしょうか。ちなみに、iPhone SEのSEは「Special
Edition(スペシャルエディション、特別版)」のSEです。2016年に、旧型モデルの形を復刻させたため、このような名前になったのではないでしょうか。
iPhone 5c
ポリカーボネート素材でできていて、安かったことからちょっと人気になった、iPhone 5cです。
こちらも見た目が似ている機種は存在しないため、簡単に見分けることができます。
iPhone
5cのCは、色とりどりなカラーバリエーションが存在したことから「Color(カラー)
/ Colorful(カラフル)のC」だと言われています。
iPhone 6シリーズ / 6sシリーズ
今までのiPhoneと違って、画面が大きくなったiPhone 6シリーズとその次のモデル、iPhone 6sシリーズです。
こちらも、背面を見れば簡単に見分けることができます。6sシリーズには、「iPhone」の文字の下に「S」という文字が書かれています。
iPhone 6sの「S」は、LTE通信やWi-Fi通信の高速化による「SpeedのS」、Hey
Siriに対応したので「SiriのS」など、さまざまな憶測がありますが、真偽は不明です。
iPhone 7シリーズ / 8シリーズ
iPhoneで初めてデュアルカメラを搭載したiPhone 7 Plusを含む7シリーズとその次のモデル、iPhone 8シリーズです。
どちらも見た目はかなり似ていますが、背面の素材が違うので簡単に見分けることができます。アルミニウム製なら7シリーズ、ガラス製なら8シリーズです。ただし、注意したいのが7シリーズの「ジェットブラック」というカラーです。素材はアルミですが、光沢があり、触ってみないとガラス製にも見えてしまうかもしれません。そんな時は、背面の「iPhone」という文字の下を確認しましょう。実は、7シリーズやそれ以前には、様々な認証マークやモデルナンバーなどが書かれていましたが、8シリーズ以降では「iPhone」という文字だけ*になっています。そのため、「iPhone」以外に何か書かれていれば7シリーズ、何も書かれていなければ8シリーズです。また、ジェットブラックは側面も光沢ですが、8シリーズは色に関わらずマットなアルミなので、ここでも見分けられます。
* 一部の海外モデルでは認証マークなどが書かれている場合があります。
iPhone 8 / SE
先ほど紹介したiPhone 8と、同じ筐体を用いて内部をアップデートして2020年に登場した、iPhone SE(第2世代)、そして最新のiPhone SE(第3世代)です。
全く同じ筐体のため、形・大きさだけで判断することができませんが、背面のAppleロゴの位置や、「iPhone」という文字の有無で見分けることができます。なお、前面のデザインに関しては、SEのみ本体の色に関わらず黒いフレームになっているので、そこでも見分けられます。
このiPhone SEには、「iPhone SE(第2世代 / 第3世代)」や「iPhone SE 2 /
3」、「iPhone SE(2020 / 2022)」などとも呼ばれています。
広告
iPhone X / XSシリーズ
今のiPhoneと同じフルスクリーンデザインを初めて搭載したiPhone Xと、その次のモデル、iPhone XSシリーズです。
XとXSは本当によくみなければ違いがわかりません。見分け方は、本体側面の上下にアンテナがあるかどうかで見分けることができます。
ちなみに、読み方はiPhone
X(テン)とXS(テンエス)です。iPhone XSのSは、Dolby
Vision対応ディスプレイを搭載したので「Screen(スクリーン)のS」だと考えたのですが、10.5という意味でXSという意見(考察)があり、確かに納得できるなぁと思いますが、実際のところは不明です。
iPhone XR / SE
iPhone XSシリーズと同時に発表され、Apple製品として初めてLiquid Retinaディスプレイを搭載したiPhone XR(テンアール)と、先ほど紹介したiPhone SE(第2世代 / 第3世代)です。
結構違うので、(比較するまでもないほど)簡単に見分けることができますが、その中でも一番似ている8やSE(第2世代 /
第3世代)との大きな違いは、マイクとフラッシュの位置です。XRはマイク・フラッシュがカメラの下についています。
iPhone XRのRは、iPhone
XSとは対照的ということで「Reflect(反射)のR」と言われていましたが、実際のところ深い意味はないそうです(XSに関してもそうかもしれません)。
iPhone
11シリーズと12シリーズで全モデルに共通している違いは、側面が丸みを帯びているかフラット(平ら)かどうかが違います。側面を見れば少なくともどちらのシリーズかがわかるということです。
次のセクションではこの2つのシリーズを詳しく比較します。
広告
iPhone Proモデルかどうか
iPhone 11シリーズと12シリーズにおいて、標準モデルとProモデルの違いは、背面の仕上げとカメラの数です。標準モデルでは、カメラの周りはマット、それ以外は光沢になっていて、カメラの数は2個です。それに対してProモデルは、カメラの周りは光沢、それ以外はマットになっていて、カメラの数は3個です。
これらの違いは、次のモデルであるiPhone
13シリーズでも当てはまります。
iPhone 12シリーズ / 13シリーズ(標準モデル)
iPhoneに初めてminiモデルが登場し、5Gにも初めて対応したiPhone 12シリーズとその次のモデル、iPhone 13シリーズです。
それぞれの標準モデルにおける違いは、カメラの並びです。縦に2個並んでいるなら12シリーズで、斜めに並んでいるなら13シリーズです。
また、ディスプレイ上部のノッチ(切り欠き)が12シリーズよりも狭くなっているので、ここでも見分けられます。
iPhone 12シリーズ / 13シリーズ(Proモデル)
iPhone SE (2020 / 2022)
2020年モデルのiPhone SEと、2022年に5G対応などの新機能が追加されたリニューアルモデルのiPhone SEです。
残念ながら、この2つの機種は見た目で判別することができません。正確には、色が若干違います*が、撮影環境などで色味が変わるため、参考にできません。1つでも何か違いがあればよかったのですが、どこもかしこも同じ見た目のため、どうしようもありません。
中古でこの機種を買う場合は、機種が確実にわかっている場合のみ買うことをおすすめします。
* SE
2020と比べると、2022のスターライトが2020のホワイトより少し黄色みがかった白色、2022のミッドナイトが2020のブラックよりほんの少し青味がかった黒色、2022の(PRODUCT)REDが2020のそれよりも少し濃い赤色となっています。
iPhone 13シリーズ / 14シリーズ(標準モデル)
先ほど紹介したiPhone 13シリーズと、miniモデルが廃止され、より大きなスクリーンを搭載したPlusモデルが復活し、現在最新モデルである14シリーズの見分け方は、12シリーズと13シリーズとの違いと同じように、フラッシュの形が違います。
14シリーズからは、フラッシュが横や縦に並んでいるわけではなく、同心円状に並んでいるのが特徴です。そのため、こちらの機種もフラッシュを見れば見分けることができます。
iPhone 13シリーズ / 14シリーズ(Proモデル)
実は、Proモデルでもフラッシュの形を見ることで見分けることができます。見分け方は標準モデルと全く同じで、フラッシュが縦や横並びではなく、同心円状に並んでいれば14シリーズだという風に見分けることができます。
また、14 Proシリーズからはノッチの代わりに、Dynamic Islandというパンチホールディスプレイになっているので、そこでも見分けられます。
広告
最も違いがわかりにくいものは?
iPhone 4と4s、XとXS
私が個人的に違いがわかりにくいと思ったのは、(先ほどのiPhone SEを除き)iPhone 4と4s、iPhone XとXSです。
この記事を書くにあたって、(4と4sは持っていたのでわかっていましたが)Xは持っていますがXSを持っていなかったので、2つの画像を凝視して違いを見つけるのに10分くらいかかりました。見つけた時は「うわ、4と4sのパターンかー!!!」って思いましたね。まさか同じパターンだとは思いませんでしたが、違いを見つけた時はちょっと嬉しかったですw
他のモデルは結構違いがわかりやすかったと思います。
SEに関しては違いがないので、わかりにくい以前の問題です・・・。
この記事を見れば海外向けを除いたすべての機種の違いがわかるはずなので、違いを知りたい方や古いモデルをネットなどで買うときの機種特定などの参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!それではまた!
広告
コメント
コメントを投稿
コメントは、このブログの管理者であるたいくんが内容を確認し、承認されるまで表示されません。
詳しくは、プライバシーポリシーをご覧ください。