【安い!】大型 4K テレビは PC モニターとして使えるのか!?【TCL 43P8B レビュー】

みなさんこんにちは、たいくんです。
今回は、大型43インチ4Kテレビを購入したので、PCモニターとしてどこまでつかえるのかを評価しようと思います。テレビをPCモニターにすると画質が悪い・反応が悪い(応答速度が長い)などの意見をよく聞きますが、どうなんでしょう・・・?

あくまで「PCモニターとして」評価するので、テレビの機能についての評価はほぼしないということをご了承ください。

今回購入したテレビは、TCLの43P8B(2019)です。中華メーカーで日本の店舗ではあまり見かけませんが、Amazonや海外店舗ではそこそこ人気のようです。日本でよく見かける中華メーカーだとHisenseが多いですね。

追記

約1年使用して、再レビューを行いました。以下の記事もあわせてご覧ください。



このテレビを選んだ理由

画質のレビューだけをみたい方は飛ばしていただいて構いません。

大きさ

近距離で使う大画面モニターが欲しくなり、iMacの擬似解像度のDPI / PPI(ドット / ピクセル・パー・インチ、1インチあたりのドット / ピクセル数のこと。iMac 5Kは5120x2880で218DPI、擬似解像度が2560x1440なので109DPI)に近い4Kモニターを調べたところ、40〜43インチくらいが近い(40インチが110DPI、43インチが102DPI)ということが分かったので、この大きさにしました。

ちなみに、DPI / PPIを調べる時に、こちらのサイトを利用させていただきました。

安さ

42.5や43インチのPCモニターは高い!ということでテレビを調べてみると、PCモニターよりも安いものがたくさん出てきました。この時点で、「PCモニターよりもテレビのほうがいいんじゃないか?」と思うようになりました。
そこで見つけたのがこの、43P8Bです。購入時の金額は3万6千円ほどでした。他にも安いものはあったのですが、Android TV内蔵はこれが一番安かったです。

機能

Android TV(Android 9)が搭載されているのが購入理由の一つです(ちなみに我が家ではこれでAndroid TV2台目です。1台目はリビングに家族が見る用の75インチのブラビアがあります)。
私はテレビを全く見ないのですが、なぜAndroid TV搭載のものを選んだかというと、Wi-Fiに接続できるので、Googleアシスタントからはそのまま付けたり消したりでき、Homebridge(HomeKit非対応なスマート機器をHomeKit対応にするアプリケーション)を使えばSiriに頼んで付けたり消したりできると思い、これを選びました。あとはアプリケーションが使えるというのも理由の一つです。
他には、応答速度が(テレビとしては)結構早い(製品案内ページより: 6.5ms)ので、よほど応答速度が重要なゲームでなければ、普通にゲームもできると思ったからです。


開封・セットアップ

既存のセットアップ

ちょっと汚くて申し訳ないのですが、今まではこのように、センタースピーカーの上にiMacをおいて使用していました。今回は、右のサブモニターを撤去し、iMacがある位置にテレビを置きます。ただ、このままだとセンタースピーカーが邪魔になってしまい、テレビが置けないので少し配置を考える必要があります。

開封・セットアップ

箱です。めちゃくちゃでかいので、「50インチの方買っちゃったか!?」とも思ったんですが、「43」P8Bと書いてあったのでちゃんと43インチの方でした。

ディスプレイ部分を取り出してベッドに置いてみました。これだけだと、巨大な板にしか見えませんw

ここからは撮影できる状況じゃなかったので、配置後の写真です。

机に置いてみました。
・・・でかい!!ってか、センタースピーカーどうしよう・・・!

電源を入れてみました。ここからは初期設定です。画面に表示されるURLにアクセスすることで、スマホからGoogleアカウントの連携が可能です。
詳しい初期設定は割愛します。


Macを繋ぐ線がまだ届いていなかったので、Apple TV(第3世代)を繋いでみました。このApple TVは1080pまでしか出力できないのでまだ画質がいいかはわかりませんが、映すものがこれしかなかったので、とりあえずという感じです。
ちなみに、センタースピーカーは上に設置しました。AirPlayで音楽を流してみましたが、上の方が音も良くなりました(机の反響音やキーボードなどの音を遮るものが減ったから?)。

その日の夜にケーブルが届いたのでiMacと接続してみました。
しばらく使ってみましたが・・・。
超良い!!!
最高です。画面が広く大きいというのは本当に良くて、複数のウィンドウを置いてもまだスペースがある、って感じです。
ただ、iMacを左側に置いてしまった(右側には置くスペースがない)ので、マイクアームが邪魔になっています。いずれはマイクの位置を変える必要がありそうです。


画質のレビュー

画質のモード

実はこのテレビ、画質モードに「PC」というモードがあって、最初はそれで使っていたのですが、イマイチ画質が良くありません。シャープネスを最大までかけたような感じで、輪郭がくっきりしすぎていたり、小さいアイコン同士の隙間が潰れていたりしています。
画質設定にシャープネスっぽい設定は見当たらず、「やっぱりテレビじゃだめか」なんて思っていたのですが、画質モードを色々変えてみると・・・。
綺麗に映るモードを発見しました。「動画」というモードで、シャープネス感もなく、潰れもありません。さらに、画質設定を見ると項目が増えていて、「輪郭強調」(多分シャープネス)や「濃淡」(彩度)などの細かい設定ができるようになっていました。これらの設定を多少変えてみると、すごく良くなりました。「こんな変わる!?」というくらい変わりました。

VAパネルの欠点

どのテレビも一部を除き「VAパネル」を搭載しています。このテレビも例外ではありません。
VAパネルはIPSパネルよりも視野角が狭く、色の正確性には欠けるものの、コントラスト比が高く、黒色を綺麗に映し出すという特徴を持っています。
色の正確性に欠けるとはいうものの、あまりに大きく違うということはなく、普段使いには全く気になりません。

しかし、視野角が狭いというのは大型モニターでは意外と気になります。ディスプレイの中央は普通ですが、周りの4辺(特に4隅)の色がほんの少し変わったり、薄暗く感じたりするところがあります。とはいえ、画面の端っこばかりを使う人はあまりいないと思うので大きな問題ではなさそうです。それに、映画や動画を見る時など、少し離れればわからなくなるレベルなので、問題ないと言えるでしょう。というかそもそも43インチを間近で使う人は少なそうですが・・・w


2週間ほど使ってみた感想

テレビなので、スリープ解除後にリモコンでテレビをつける必要はありますが、Homebridgeのプラグイン「Homebridge ADB」を使ってHomeKitに対応させたので、HomePodのSiriで付けたり消したりできるようになりました。いずれはスリープ解除後に自動でHomeKit機器を操作するオートメーションを作れば、PCモニターと同じように使えると思うので試してみたいです。
機能や画質、画面の明るさの面では文句ありません。高級モニターではないので、そこまで高い画質を要求していなかったというのもあると思いますが・・・。
一つ気になるというか、仕方がないことではありますが、「Night Shift」と「True Tone」がこのテレビでは機能しません。そのため、オンにするとiMacの画面と色が大きく変わってしまいます。なのでオフにしました。おそらくiMacからAVアンプを通してテレビに繋いでいるのと、そもそもPCモニターではないことが原因だと思います。テレビをモニターとして使いたい人は注意が必要です。

結論: 43P8BはPCモニターとして使えるか?

Night ShiftやTrue Toneなどの一部機能が使えないということを問題ないと思えるのなら、全く問題なく使用可能です。
ただし、ゲーミングモニターとして使うには厳しいかもしれません。応答速度6.5msで問題ないなら十分ありだと思います。

追記

約1年使用して、再レビューを行いました。以下の記事もあわせてご覧ください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!それではまた!

コメント

  1. ものすごく詳しいので参りました。参考にしますね!

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